皆様、軍艦島という島をご存じでしょうか。
昔は炭鉱の島として栄え、たくさんの人々が移住し、多くの建物が建ち、何もなかった島が、賑やかな町になりました。
しかし、そのすべての源となる炭鉱には、当然限りがありました。掘れば掘るほど、なくなっていくのです。とうとう炭鉱がなくなった後、人々は職を失い、島を離れ、誰もいなくなりました。
そして栄えていた時代に建てられた多くの建物は、廃墟となり、遠くから見ると、その崩れかけの廃墟の影が、まるで軍艦が海に浮いているように見え、通称、軍艦島と呼ばれるようになりました。
限りある資源がいつまでも続くわけもなく、当然招いた結果に過ぎず、再生可能な資源が循環しない限り、持続可能な社会は創れないわけです。地球規模で考えた場合、すべての資源は、循環しているものか、限りあるものか、
しかありません。地球が外部から得れる収入としては、太陽光しかないわけですから。

さて、普段、私どもが生きている家具業界において考えてみると、近年大きく文化は変わり、ご存知の通り、組み立て式の安価な工業製品が主流となっております。
そこには、供給側にとって大きな大きな経済は生まれましたが、 使い棄てという文化が根付いてしまいました。 大量生産、大量消費、そして、大量廃棄とつながるわけです。 そんな時代背景を踏まえた上で、この度、私どもが挑戦する新素材、 その名も「ユーズドウッド」。そう、無垢の木材は再生可能なわけです。
古い家屋や家具を解体した後、その材料は職人の手により形を変え、 新しい命が吹き込まれます。工業的に作られたわけでなく、長年、木が生きたその表情はなんとも味わい深く、豊かな個性が楽しめます。
それぞれの商品に、これまで生きた物語があり、その物語が、次はあなたの家族と共に、続行します。 色んな種類の木を選ぶことなく、Mixさせて再生しますので、重たい木があったり、軽い木もあったり。 元の木の種類は判明が難しいのですが、それが本来の再生としての考え方のような気がします。
また弊社パートナーであるインドネシアの工場では、 伐採した後、植林し、山林をバランス良く守るという、政府より認定された材料しか、 使用しておりません。 そろそろ使い棄て、減らしたいですね。

古材ならではの温かみある癒やしの質感。

こちらは新品の木材ではなく 長い間使われてきた建材等の希少な古材を再利用した ユーズドウッドです。 古材だからこそ醸し出せる味わいをデザインとしております。
ヒビや穴、補修痕、色の違いなどがあり １つ１つ違う表情を持ち全く同じものはございません。
また、職人が手作りでひとつひとつ作っております、 古材・手作り故の少々のヒビや穴、補修痕、色の違いなどがある場合がございます事を ご理解頂けますようお願いいたします。
どうぞ、古材の、温かい質感そして、他にはない 世界にひとつだけの個性を楽しんでくださいませ。