Old Elm Tray《Muwen》90986
乾いた古材の風合いが独特の存在感を放つ「ムーウェン」シリーズ。 オーク、アッシュ、エルムと3種類の広葉樹のMIXより作られております。
それぞれが持つ素地の色味の違いをバランスよく配置され、 唯一無二の個性と、遊び心溢れる楽しい表情を生みだしております。 ちなみにシリーズ名の「Muwen」は中国語で、「木目」という意味。
普段より海外の家具や雑貨ばかり取り扱っておりますと、「Tray」がしっくりくるのですが、日本語でいうとお盆にあたるかと思います。 しかしながら正確には「お盆」と「お膳」と異なる定義があるよう、 「お盆」は食器などを運ぶためのもの、「お膳」は食事やお茶を取るためのテーブル代わりのもの、との事です。 この度ご紹介させて頂きます、「オールドエルム・トレイ《ムーウェン》 90986」は、後者の「お膳」にあたります。
お膳は、食器などの場所を定めます。お膳に食器など諸々が整えられている様は、どこか丁寧で上品な感覚を覚えます。 それはもしかしたら神饌(神棚にお供えする米、酒、塩、水など)が折敷や三方と言われるお膳に載せられる様からきているのかもしれません。 幼いころ田舎の祖父は毎朝炊く米をまずは神棚にお供えし、それから毎朝が始まります。その後、神様と同じご飯を頂くわけですが、神饌は、神様と人間を繋ぐ重要な日課であるように思います。 神様をもてなす食事である神饌が、日本人の食文化の精神性の高さを物語っていると同時に、日本人の御もてなしと感謝の心を表しているのかもしれません。
地球を美しく緑に彩る樹木には、大まかに分けて「広葉樹」と「針葉樹」の2種類があります。 弊社の木製の商品の殆どはチークやオークなど、広葉樹を材料としております。 軽量で柔らかく、加工しやすい特徴の杉や松などの針葉樹とは逆の性質を持つ広葉樹は、 重量があり硬い点が特徴で、加工しにくい特徴があります。 その分、強度があり耐久性に優れております。
また昔より世界中で高級家具材として親しまれてきた広葉樹は、 深い色合いを持ち、気品が感じられる木目から、高級感が漂います。
加えて古材であるオーク、アッシュ、エルムは経年変化によりさらに味わい深く、より高級感を纏います。 解体された豪邸などから調達されますが、最近では大変貴重で、新しい材よりはるかに高価です。 落ち着いた環境で何年も時を過ごし、その中でより深い色合いへと変化した味わいのある古材です。 1つとして同じ時を過ごしたものはなく、一つ一つが異なるストーリーを持っており、それぞれの個性となります。 そうした時の流れを感じさせてくれる趣のある素材です。古材ですので、ヒビや割れ、補修の跡などございます。一期一会の出会いとして、お楽しみください。
きっと想像以上に大きいです。お店様などで商品を陳列したり、インテリアとしてディスプレイしても活躍してくれます。
裏面です。丁寧に脚が付いているので高級感が増します。また手を入れやすいので持ちやすいです。
取扱い上の注意点ですが、無垢の無塗装なので、木が剥き出しの状態で、コーティングなどされておりませんので、 水や熱には強くありません。染みの原因になりますので、コースターなどを敷いてお使いください。